◆TMPGEnc 4.0 XPress-MPEG4(mp4)H.264・1300Kbps・音声:192Kbps・512×384
◆動画編集ソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」概要
・PEGASYS TMPGEnc 4.0 XPress(ぺがしす てぃー・えむぺぐ・えんく・えくすぷれす)
・ペガシス ティー・エムペグ・エンク・エクスプレス
・パソコンで再生可能なMPEGやAVI、WMVにDivX、FLVといった各種動画ファイルや、家庭用DVDレコーダで録画したDVDビデオを、様々な形式に変換・圧縮(エンコード)を行うためのソフトウェア
・独自の動画編集エンジン「Video Mastering Engine(VME)」の強化により、カット編集、フィルター加工機能を大幅強化
・使いやすさで定評のあるインターフェイス
・お手持ちの映像ソースを手軽に加工し、お好みのフォーマットに変換できる
・新世代フォーマット H.264/MPEG-4 AVCフルHDの動画出力をサポート
・ハイビジョン規格の「MPEG-2 TS」を取り扱える、次世代動画の編集に重宝
・カット編集(CMや映像の不要な部分を切り取れる)
・再圧縮によるノイズ低減効果
・動画ごとにほどよいビットレートを見つけるのがポイント
・「動画編集」とは、「細かいディテールや人間の眼には、わかりにくい部分のデータ量を削り取り、容量を減らす」と同じ意味を持つ
▼映像部
・MPEG-1/2
・MPEG-4(H.264/MPEG-4)
・DivX
・Windows Media Video
▼音声部
・リニアPCM
・MP1,MP2,MP3
・Dolby Digital(AC3)
・Windows Media Audio
これらの形式で再圧縮を行う場合は、すぐでも作業が可能。その他のAVIファイルは導入されているコーデックに依存します。
◆「H.264/AVC」フォーマット形式概要
・「H.264/AVC」は、ITU-Tのビデオ符号化専門家グループ(VCEG)とISO/IECの動画像符号化専門家グループ(MPEG)によって開発された動画像符号化の最新の国際標準
・「H.264/AVC」は、TV電話のように低解像度・低ビットレートのアプリケーションから、HDTVのように高解像度・高ビットレートのアプリケーションにまで適応できるように設計されいる
・「H.264/AVC」は、さまざまなアプリケーションでの利用が期待されている
・「MPEG-4 AVCフォーマット」=「MP4動画」
◆「PSP(PlayStation Portable)-2000」本体仕様
▼液晶画面
・4.3インチ(16:9)全透過型
・TFT駆動
・約1,677万色表示
▼サウンド
・ステレオスピーカー
▼対応コーデック
▽Video
・H.264/MPEG-4 AVC Main
・Profile Level3
▽Music
・H.264/MPEG-4 AVC Main
・Profile Level3
・Linear PCM
・ATRAC3 plus
▼再生可能な記録形式-目安(動画ビットレート/フレーム数)
▽「AVC Main Profile」圧縮形式
3000kbps/30fps
1000kbps/30fps
768kbps/30fps
384kbps/30fps
▽「AVC Baseline Profile」圧縮形式
768kbps/30fps
384kbps/30fps
384kbps/15fps
▽「MPEG-4」圧縮形式
768kbps/30fps
384kbps/15fps
◆「TMPGEnc 4.0 XPress」で「PSPで再生できるAVC動画」を作成する方法
▼PSP用「H.264/AVC」作成で使用したもの
・PSP型番:PSP-2000
・PSPバージョン:CFW4.01M33-4
・PEGASYS TMPGEnc 4.0 XPress:4.5.0.252(ペガシス ティー・エムペグ・エンク・エクスプレス)
・CPU:AMD Athlon 64 X2 4800+
・メモリ:2GB
・導入コーデックパック:CCCP-2008-09-21
「DVDISO 4.35GB」→「AVC 879MB」のエンコードで1時間30分位かかりました。
◆映像設定(1)
▼出力フォーマット:MPEG-4 AVCフォーマット
このフォーマットにすることが目的です。
▼出力コンテナの種類:ポータブルゲーム機器
PSPは、ポータブルゲーム機器です。
▼プロファイル:Main
・Main,High プロファイルは「CABAC」などのより高度なエンコードが可能となります。
・PSPは、「CABAC」形式再生なのでこれを選択する。
・PSP対応コーデック「H.264/MPEG-4 AVC (CABAC) Main」
▼レベル:Level 2.1〜3
・レベルにより出力可能なサイズが異なります。
・再生機器の対応に合わせて設定します。
・PSPの「Profile Level」は、「3」
「Level 2.1」では、「480x272」に設定できません。「352x272」に自動で変更されます。
「480x272」に設定する場合は、「Level 2.2」以上を選択します。
▼サイズ:480*272(好み)
480*272(16対9)
360*272(4対3)
640*480
720*480
・PSPの解像度は、「480x272」。
・FW5.00から「640x480」に対応。
・「PLAYSTATION3」で共通のファイルで動画を楽しむ場合、「720x480」推奨。
・「TMPGEnc 4.0 XPress」では、最大「720x576」まで対応。PSPでは無理です。
▼アスペクト比率:16:9(好み)
ピクセルアスペクト比 1:1
ピクセルアスペクト比 4:3
ピクセルアスペクト比 16:9
画面比「4:3」,「16:9」,「2.21:1」を選択した際はアスペクト比補正対応のプレーヤーで見た際に縦横サイズに関わらず、各画面比で表示されます。
▼フレームレート:29.97 fps(プログレッシブ)(好み)
・次元グラフィックスの表示や動画の再生において、1秒間に何回画面を書き換えることができるかを表す指標。単位はfps(frame per second)。フレームレートが30fpsの場合、1秒間に30回描画が行なわれる。
・この数値が高いほど画面表示は滑らかになる。
・原理的に、ディスプレイの垂直走査周波数(リフレッシュレート)よりも高いフレームレートでの表示はできない。
・PSPのリフレッシュレートは「60Hz(59.94Hz)」
・「低画質」160×112ドットで、フレームレートは14.985fps、ビットレートが192kbps
・「中画質」320×240ドットで、フレームレートは14.985fps、ビットレートが384kbps
・「高画質/低フレームレート」320×240ドットで、フレームレートは14.985fps、ビットレートが768kbps
・「高画質」320×240ドットで、フレームレートは29.97fps、ビットレートが768kbps
・「高画質」を選択したい場合は、「29.97 fps(プログレッシブ)」を選ぶ。
・アニメは低いフレームレート(14.985fps等)でも十分です。
▼レート調整モード:好きなの
・1パス固定ビットレート:固定量子化。エンコード時間が半分(2パスと比べて)。
・1パス可変ビットレート:可変量子化。エンコード時間が半分(2パスと比べて)。おすすめ。
・2パス。動画データを圧縮する際に、データの解析と圧縮を別々に行なう方式。1回目で動画の解析を行なって特徴などを抽出し、その結果に基づいて2回目に圧縮を行なう。解析と圧縮を同時に行なう1パスエンコードに比べて2倍くらい時間が掛かるが、高画質・高圧縮率を得られる。
【固定ビットレート】
ビットレートを平均ビットレートに指定された値を固定的に使用し、映像全編にわたって同一のビットレートでエンコードします。
【可変ビットレート】
平均ビットレートに指定した値を中心にビットレートを可変にしエンコードします。
【固定量子化】
量子化設定が固定しエンコードを行います。映像のシーンによる解像感の変化が減少しますが、出来上がりサイズが品質により大きく異なります。
▼平均ビットレート:1000〜3000kbps(好み)
・作成する MPEG-4 ファイルの平均ビットレートを設定します。
・固定ビットレートの際は平均ビットレートの値でエンコードされます。
・平均ビットレートは画質・出来上がりサイズに影響を及ぼします。
・再生する機器によっても再生可能なビットレートが異なります。
・再生に使用する機器の仕様に合わせて設定してください。
・値を大きくすると映像が奇麗になり、ファイルサイズが大きくなります。
・アニメ「384kbps、512kbps、768kbps、1000kbps、1500kbps」
▼最大ビットレート:1000〜3000kbps(好み)
・可変ビットレートを使用時に最大ビットレートの設定が可能となります。
・平均ビットレートを中心に最大ビットレートに指定した値までの間でビットレートが可変します。
・出来上がりサイズは平均ビットレートに指定した値と同等になりますが、データ量がより多い箇所にビットレートを配分できるため画質の向上が見込めます。
・再生する機器によって、再生可能な最大ビットレートが異なります。
・再生に使用する機器の仕様に合わせて設定してください。
・値を大きくすると映像が綺麗になり、ファイルサイズが大きくなります。
▼動き検索範囲:33〜240(デフォルトで良いです)
・物体がどこからどこまで動いたかを調べる範囲。
・デフォルトは、63〜64ビットレートバッファ。
・SD(標準的な解像度)は、低くて良い。(デフォルト)
・HD(高解像度、高精細・高画質)での再生は、値を大きくする。
・範囲を大きくする事で画質の向上が見込めますが、エンコード時間に影響が出る場合があります。
▼ビットレートバッファ:0自動(好み)
・「0自動(デフォルト)」で良いです。
・この値が適切でないとエンコードに時間がかかったり、画質に影響が出る場合があります。
・ビットレートバッファには平均ビットレートと同じ値(もしくはそれ以上)を目安に設定してください。
▼ビデオフォーマット:NTSC
・信号規格。普段我々が見ているテレビ(television)は、「NTSC」という信号規格で映像が出力されている(日本や北米)。
・「NTSC」規格は全世界共通ではなく、世界的に見ると「NTSC」は、少数派です。
・ヨーロッパやオーストラリア、南米やアフリカの一部などでは「PAL」という別の信号規格が使われている。
・「NTSC」用のモニタは「PAL」信号を理解できないため、画面は真っ暗なまま。
・PSPは、「NTSC」形式。
▼シーンチェンジ検出を行う:off(チェックを外す)
・「On」で再生時のシークが遅くなることがありますが、不要な箇所にキーフレーム(ベリノイズや一定上目立つブロックノイズ)が入らなくなります。
・シーンチェンジ部の映像の破綻が軽減され画質が向上します。
・逆にシーンチェンジが多い映像ソースの場合、低ビットレートエンコードでは画質が下がる場合があります。
・GOP長がシーンチェンジ部で変更されるため、固定GOP長である必要のある再生機器ではチェックを外してください。
◆映像設定(2)
GOP長やBフレーム数、参照フレーム数を大きくとるとファイルサイズを小さくできますが変換に掛かる時間の増え方の割にファイルサイズを減らせないようです。
▼GOP長:33〜120
・「画像グループ」の長さ。この値でビデオストリーム間のイントラフレーム間の距離 (フレームの数) を変えることができます。
・大きくすると、静止シーンでGOPの継ぎ目に出る拍動するようなノイズを減らせる。
・一般的に低ビットレートでは長めのGOP長を使用します。
・GOP長自体は、基本的に画質に影響を与えません。
▼Bフレーム数:0〜2
・低いほど映像がきれい。通常2くらい。
・使わないことによるエンコード時間増加のコストより、使うことによる再生品質の向上のメリットのほうが大きい。
・直前直後のフレームとの差分。枚数を増やす事で圧縮率を高める事ができる。
・別名、時間軸双方向圧縮。
▼参照フレーム数:0〜2
・サブピクセル検索。細かくしても、コストの増加はあまりないので0〜2位でOK。
・サブピクセルとは、ピクセル(画素)を構成する、単色の細かい点。ディスプレイなどの表示装置は縦横に規則的に並んだ細かい点(画素)が発色することにより、表示を行なっている。
▼量子化係数
・Iピクチャ:24(デフォルト)
・Pピクチャ:25(デフォルト)
・Bピクチャ:27(デフォルト)
・固定量子化出力を選択している際に設定が可能となります。
・量子化を行う際の閾値を指定します。
・大きいほど品質が下がります、デフォルト値から変える必要はほとんどありません。
・2〜31 の範囲で設定可能です。
▼エントロピー符号化モード:CABAC
・PSPは、「CABAC」のみの対応。
・PSPは、「CAVLC」を再生できません。
・複雑度は高いが符号化効率の高いCABAC (Context-based Adaptive Binary ArithmeticCoding)は、CAVLC(Context-based Adaptive VLC)より画質がきれい。
・エンコード時に使用される符号化方法を指定します。
・「CAVLC」は CABAC に比べ、計算量が少なく、エンコード・デコード共に処理が少なくてすむため携帯機器向けのベースラインプロファイルで用いられる。
・「CABAC」は様々な画像情報全体を符号化するため、処理が多く、エンコード・デコード共に重くなるため再生ではメインプロファイル以上対応のデコーダーで使用が可能となる。
▼サブピクセル動き検索モード:1/4ピクセル単位(デフォルト)
・動きベクトルの精度を指定します。
・1〜1/4 ピクセル単位で検索が行えます。
・検索を細かく行うほど画質・圧縮率の向上が見込めますが、エンコード時間の増加といった影響が出ます。
・MPEG-2では1/2(半画素検索)が使用されています。
◆音声設定(デフォルトでもOK)
▼エンコーダの種類:AAC
AAC(Advanced Audio Coding)エンコーダが選択可能です。
▼サンプリングレート(周波数):48000Hz(好み)
・8KHz〜96KHzまでの範囲で設定可能です。
・再生する機器により再生に使用可能な値が異なります。
・サンプリングレートとは:アナログ信号からデジタル信号への変換(AD変換)を1秒間に何回行なうかを表す数値。大きいほど良い。
▼チャンネルモード:ステレオ(好み)
ステレオ、モノラルが選択可能です。
▼ビットレート:128〜320kbps(好み)
・6kbps〜512 kbps の範囲で選択可能です。
・再生する機器により再生に使用可能な値が異なります。
・1秒間に送受信できるデータ量(ビット数)を表す表現。データを圧縮するとき1秒あたりどのくらいのデータ量にするかといった表現。
・大きくすると音質は向上するがファイルサイズが大きくなり、ビットレートを小さくするとファイルサイズは小さくなるが音質が落ちる。
▼MPEGバージョン:MPEG-4(ISO・IEC 14496-3)
・音声エンコード時の MPEG バージョンです。
・「TMPGEnc 4.0 XPress」で使用する「MPEG-4 ISO/H.264AVC」出力では「MPEG-4(ISO・IEC 14496-3」で出力します。
▼オブジェクトタイプ:Low Complexity
・「Main」、「Low Complexity」が選択可能です。
・「Low Complexity」の方が圧縮率が下がりますがエンコード、再生ともに高速に動作します。
・一般的に携帯機器では「Low Complexity (LC)」が使用されています。
◆その他
ポータブルゲーム機器用ファイルを作成する際にサムネイル出力やプロパティ表示が必要な場合などに設定します。
▼タイトル(T)
プロパティで「タイトル」にタイトルをつけておくと、PSPから見ることができる。
※メモステ(ms0:/MP_ROOT/101ANV01/)に保存する場合。
※メモステ(ms0:/VIDEO/)に保存する場合は、ここで付けなくても良いです。
▼サムネイル生成方法
サムネイル表示に対応しているポータブルゲーム機器にて使用するサムネイルを作成します。
[サムネイルを作成しない]
[先頭フレームの画像でサムネイルを作成する]
[先頭キーフレームの画像でサムネイルを作成する]
が選択可能です。
160x120pixelのJPEGファイルになります。後から自分でも作れます。
◆「PC→PSPメモリースティック」転送方法
・メモステのカードリーダーで直接コピーアンドペースト(こちらがお勧め、楽です)
・USB接続で転送させる
▼AVCファイルの保存場所
・メモステ(ms0:/MP_ROOT/101ANV01/)
・メモステ(ms0:/VIDEO/)
どちらでもOK。普通に名前を付けてメモステ(ms0:/VIDEO/)の方が楽です。
▼メモステ(ms0:/MP_ROOT/101ANV01/)に保存する場合
・作成したAVCのファイル名を「MAQ0****.MP4」とします。
「*」には 00001 以上の数字を指定します。
(例) MAQ05465.MP4
・サムネイルを作ってある場合には、AVCのファイル名と同じにして拡張子を「.THM」とします。
(例) MAQ05465.THM